TEC40トレーニングダイブの内容
トレーニングダイブ1

1. チームとして作業し、今まで述べられた装備の考え方に従い個人と環境のニーズを満たした

基本的なテクニカル装備を組み立てて点検すること。

2. ダイビングで必要な適切なウエイト量をデモンストレーションすること。

3. 基本的なテクニカル装備(テック40レベル、標準的な装備、サイド・マウント)を装着し、

立つには深すぎる水域で、キックしたり手でかいたりせずに1分間ホバーリングすることに

より中性浮力をデモンストレーションすること。

4. 30秒以内に、シミュレーションでのフリー・フローが起きたとするレギュレーターのシリン

ダー・バルブを一人で閉めること。

5. シミュレーションでのフリー・フローが起きたとするレギュレーターの正しいバルブを閉め

ることでチーム・メイトをアシストすること。

6. 30秒以内に、シミュレーションでのマニホールドのリークに反応してアイソレーター・バル

ブを一人で閉めること(シミュレーションで閉めることは、H又はYバルブの付いたシングル・

シリンダーでのスキルとして許可される。もしサイド・マウントを使用する場合、このスキ

ルは必要ではない)。

7. チーム・メイトに合図し、チーム・メイトのロング・ホース・セカンド・ステージにスイッ

チし、次にロング・ホースを使用したままチーム・メイトとのコンタクトを維持しながら30

m/100 ftを泳ぐことでガス切れの緊急事態に反応すること。

8. チーム・メイトから合図が出され、ロング・ホース・セカンド・ステージをチーム・メイト

に渡し、自分は第二のショート・ホースにスイッチし、次にチーム・メイトがロング・ホー

スを使用してコンタクトを維持しながら30 m/100 ftを泳ぐことでチーム・メイトのシミュレー

ションでのガス切れの緊急事態に反応すること。

9. チームとして作業し、バブル・チェック、潜降チェック、Sドリルを実施すること。

10. 水底で1本のステージ/減圧シリンダーの脱着を一人で行なうこと。

11. NO TOX手順に従い、正しくステージ/減圧シリンダーへのスイッチを実施すること。

12. 60秒以内(サイド・マウントでは40秒以内)に、インストラクターが選択したあらゆるバル

ブから始め、マニホールド・バルブとアイソレーター・バルブの両方をシャットダウンし(閉

め)呼吸を維持するためにセカンドステージをスイッチすること。

13. 立つには深すぎる水域の水底からリフトバッグ又はDSMBを放出すること。

14. SACレートを決定するために十分な時間を、深度を維持し一定のペースで泳ぐこと。

15. 中性浮力のみを使用し、シミュレーションでの減圧停止を8分間維持すること。

16. 立つには深すぎる水域の水面でステージ/減圧シリンダーの脱着を行なうこと。

トレーニングダイブ2

1. チームで作業し、良いダイバーの第一の目標は生き残ることである手順に従いダイビングを

計画し、Being Wary Reduces All Failures(全ての失敗が減?するように用心しよう)の手順に

従いプレダイブ・チェックを実施すること。

2. 水面で1本の減圧シリンダーの脱着を一人で行なうこと。

3. 浮力を調整することで水深のコントロールと潜降スピードを維持しながら、ラインに沿って

水底まで潜降すること。

4. チームとして作業し、適切なバブル・チェックと潜降チェックを実施すること。

5. 継続的に泳ぎながら、一人で減圧シリンダーを配置し、そのまま少なくともそこから10 m/30

ft泳ぎ、戻ってそれを装着すること。

6. 与え手ともらい手の両方役で、ロング・ホースによりガスを共有しながら少なくとも2分及

び18 m/60 ftの距離を泳ぐこと。

7. 60秒以内(もしアイソレーターのないダブル・シリンダーでは40秒以内)にガス・シャットダ

ウン・ドリルを実施すること。

8. 一定レベルの深度で約5分泳ぎ、後で計算するために適切な情報を記録することで、作業時

レートのSACスイムを実施すること。

9. 背中のガスを35 bar/500 psi消費する毎に深度と時間を記録することで、時間/深度、ガス量を

認識していることをデモンストレーションすること。

10. これが現実的な減圧ダイビングであるとして、チームが計画したターン・プレッシャー又は

時間限界に達したことをインストラクターに合図することにより、ターン・プレッシャー及

び時間限界を認識していることをデモンストレーションすること。

11. チームとして、リフトバッグ/DSMBを水底から放出すること。

12. チームとして、最初のリフトバッグのラインに2つ目のリフトバッグ/DSMBを接続して放出

することによる部分的に失敗したリフトバッグ/DSMBのシミュレーションを実施すること。

13. 毎分10 m/30 ftを超えないか、又はもしダイブ・コンピューターが指示する場合はより遅いコ

ントロールされた速度でラインに沿って浮上するための適切な浮力コントロールを使用し、

水面まで浮上してしまわずに、5m/15 ftでシミュレーションでの減圧停止を行なうこと。

14. シミュレーションでの5m/15 ftで10分間の必要な減圧を行なうことで、後で減圧SACレートの

計算に使用するための適切な情報を記録すること。

15. シミュレーション減圧停止で中性浮力を維持している間、チーム・メイトと一緒に、停止深

度から±1m/3ftの範囲内を維持しながら減圧シリンダーへのNO TOXガス・スイッチを行なうこと。

16. ダイビングを通じて、インストラクターが指示する緊急事態のシミュレーションに適切に対応すること。

17. ダイビング後、実際に行なわれたダイビングでの酸素曝露(OTU及び「CNSクロック」)を

決定するためにデスクトップ減圧ソフトウエアを使用すること。

トレーニングダイブ3

1. チームで作業し、良いダイバーの第一の目標は生き残ることである手順に従いダイビングを

計画し、Being Wary Reduces All Failures(全ての失敗が減?するように用心しよう)の手順に

従いプレダイブ・チェックを実施すること。

2. テック40の限界内(最大深度40 m/130 ft、最大減圧10分、最大EANx50まで)を基にシミュレ

ーションでの減圧ダイビングを完了すること。

3. 浮力を調整することで水深のコントロールと潜降スピードを維持しながら、ラインに沿って

水底まで潜降すること。

4. チームとして作業し、適切なバブル・チェックと潜降チェックを実施すること。

5. 45秒以内(もしアイソレーターのないダブル・シリンダーでは30秒以内)にガス・シャットダ

ウン・ドリルを実施すること。

6. ダイビング時間の各10分消費する毎に深度と時間を記録することで、時間/深度、ガス量を認

識していることをデモンストレーションすること。

7. これが現実的な減圧ダイビングであるとして、チームが計画したターン・プレッシャー又は

時間限界に達したことをインストラクターに合図することにより、ターン・プレッシャー及

び時間限界を認識していることをデモンストレーションすること。

8. チームとして、リフトバッグ/DSMBを水底から放出すること。

9. チームが一緒のまま、リフトバッグ/DSMBのラインに沿って浮上し、中性浮力を維持し、浮力

をコントロールすることで必要な停止深度から±0.5 m/1.5 ftの範囲に留まりながら、シミュレ

ーションでの減圧停止を行なうこと。

10.ダイビングを通じて、インストラクターが指示する緊急事態のシミュレーションに適切に対応すること。

トレーニングダイブ4

1. チームで作業し、良いダイバーの第一の目標は生き残ることである手順に従いダイビングを

計画し、Being Wary Reduces All Failures(全ての失敗が減少するように用心しよう)の手順に

従いプレダイブ・チェックを実施すること。

2. テック40の限界内(最大深度40 m/130 ft、最大減圧10分、最大EANx50まで)を基に実際の減

圧ダイビングを完了すること。

3. 浮力を調整することで水深のコントロールと潜降スピードを維持しながら、ラインに沿って

水底まで潜降すること。

4. チームとして作業し、適切なバブル・チェックと潜降チェックを実施すること。

5. チームの一部として、あらゆるチーム・メイトのコンピューターが計画された減圧時間を表

示したとき、又はあらゆるチーム・メイトがターン・プレッシャーに達したときに、計画し

た時間でダイビングを折り返すターン・プレッシャー及び時間限界を認識しており、時間/

深度、ガス量を認識していることをデモンストレーションこと。

6. 毎分10 m/30 ftを超えないか、又はダイブ・コンピューターが使用できればそれより遅い安全

な速度で浮上し、チームとして必要な減圧を完了すること。

7.ダイビングを通じて、現実の、又はシミュレーションでの問題又は緊急事態に適切に対応すること。